子どもたちの笑顔が弾ける夏。
どこでも子どもたちが笑いながら外で走り回っている。
昔は子どもが苦手だった私。
でも子どもを産んで、育てるようになってから
だんだんと気持ちが変わってきた。
今では自分の子どものいない生活は考えられないし
よその子どもでも、かわいいな〜と素直に思うようになった。
その辺はもしかしたら私の両親に似たのかもしれないな。
父や母やよく、近所の小さな子を家につれてきて
一緒に遊んだりしていたっけ。
中学生くらいの私は、それがちょっと嫌だった。
嫉妬心?(笑)子どもだったんだなって思う。
子どもの笑顔を見たくて親は心を砕く。
でも何十年か前、私の母親の母親たちの頃
子どもたちの笑顔が絶えてしまいそうな
そんな夏があったんだよね。
「夕凪の町 桜の国」は
広島の原爆の被爆者と、その子どもたちの物語。
7月21日に広島で先行上映会があったそうで
その感想が書かれたサイトをいくつか見たんだけど
2部に分かれていて原爆から十年後の被爆者と
さらにその子どもたちの話の2部構成になっているそうだ。
私の父親は戦時中は小学生だったけれど
満州にずっと住んでいて、戦争そのものの
恐怖はそれほど味わっていないらしい。
おじいちゃんは満州の鉄工所にいた。
兵器工場だよね。
母は、戦時中生まれだけど20年だから
終戦のときはまだ赤ん坊だった。
だからその時の話は、おばあちゃんから少しだけ聞いたくらいで
話に聞く空襲の恐ろしい話などは
実は一度も聞いたことがない。
戦争を知らない子どもたちなんて歌があったけど
まさにそういう世代になるんだよね。
それでも、「夕凪の町 桜の国」のストーリーを読むと
胸が痛むのは、私が母親だからだろう。
生き残ったことに罪悪感を抱く被爆者と
被爆者を父親に持つ娘。
世代は違っていても、「その体験」は
子どもたちの心の中に暗く影を落としている。
いろいろな感想のブログや
公式ページなどを読んで、私が思ったことは
「忘れてはいけない」ってこと。
時代が過ぎて、当事者以外はそのことを忘れてしまうけれど
経験は残らなければ、また同じ過ちを犯すかもしれない。
今憲法改正などいろいろと騒がれているけれど
私は9条の改正には反対。
母親だから、子どもに戦争をさせるわけにはいかない。
戦うことが正しいなんてことは絶対に言いたくない。
子どもたちがいつも笑顔でいられるために
忘れてはならないことを教えてくれるのは
こういった「教訓」を忘れないことだと思う。
子どもたちの笑顔できらきらする季節の裏側で
今も消えない傷が残っている。
癒されて欲しい反面、忘れたくないその想いは
母親だからつないでいけるんじゃないかな。
この想いが私の子どもたちにもつながりますように。
子どもたちと、この映画を見たいなって思ってます。
7月28日全国公開です!
夕凪の街 桜の国オフィシャルブログはこちら!
http://blog.eigaseikatu.com/yunagi-sakura/
| 2007.07.27 | 音楽、アート、映画 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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